人工授精に挑戦中

我が家は未来の担い手を作るために人工授精を行なっています。そこで今回は人工授精について記事を書いていこうと思います。

人工授精(AIH:Artificial Insemination of Husband)とは、

不妊治療法のひとつで、排卵の時期に合わせて洗浄・濃縮したパートナーの精子を子宮内に注入する方法です。子宮内に注入された精子は自力で卵管内へ移動し、排卵後に卵管内に取り込まれた卵子と自然に出会います。精子が入る場所が自然妊娠と異なるものの、受精から妊娠までの過程は全く同じであるため、限りなく自然妊娠に近い方法と言えます。

人工授精では、射精精液をそのまま使用することはなく、専用液や精子洗浄液で洗浄・濃縮(0.5ml)します。また、排卵時期を正確に予測するために、経腟超音波検査や尿中LH(黄体形成ホルモン)または血中LHの測定などによる排卵モニタリングも必須です。

人工授精は、精液所見が良くないケースや、性交がうまくいかない人、女性の場合、子宮頸管や子宮内膜症による不妊症に悩んでいる人などに向いています。人工授精で妊娠される患者さんのほとんどが4~6ヵ月以内に妊娠されますが、6ヵ月行っても妊娠されない場合は人工授精では妊娠が難しいとされています。その場合は、体外受精へ治療を進める必要があるかもしれません

『我が家の人工授精のスケジュール』

💡 生理がきたら5日以内にリプロダクションセンター受診。

生理5日目からクロミッド1t/1xを5日間(クロミッドは卵胞を育てる薬)

生理発生から14日目(クロミッド内服から11日目頃)に卵胞の大きさをチェックする。

23mm以上育っていれば人工授精が可能な状態と判定される。

AHIの1日前にスプレキュア(3日目に排卵を促す点鼻薬)を両鼻に1プッシュ。

AHIの1日前からフロモックス3T/3xを3日間内服開始(子宮の感染を防ぐ目的)

AHI後1日か2日目に排卵(医師の診断による)

排卵したらプロベラ6T/3xを12日間内服。

AHIから24日目(3週間)で生理が来なければ妊娠の可能性あり。

💡 人工授精が向いているケース
• 精子減少症や精子無力症で、精子に障害がある場合
• 性交障害
• 精子の進入障害
• 精子に問題はないがタイミング療法を6周期以上行っても妊娠が成立せず、体外受精を行うことには抵抗が強い方

人工授精は向いていないケース
• 精子に問題はない場合(人工授精は精子の子宮内進入をサポートすることが有効目的であるため、精子が正常な場合には人工授精自体の有効性は低い)
• 女性の年齢が高い場合

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